営業職としてキャリアを築き、現在はソニーネットワークコミュニケーションズの法人サービス事業部に所属するKujiさん。転職した理由や、自らの存在意義を考えながら「組織貢献」と「自己成長」の両軸で仕事に取り組む姿勢についてお話を伺いました。
※ 所属部署・内容は取材当時のものです
大学卒業後は広告代理店に入社し、企画営業職として広告サービスの立案や大手不動産会社への営業活動に従事していました。その後、2020年のコロナ禍で企業の広告予算が削減されるなか、成長が見込まれるIT業界でキャリアを築きたいと考え、自社開発AIの企業へ転職しました。最初は新規開拓営業を中心に、途中で新規事業プロジェクトに参画する機会を得て、大きく成長できたと実感しています。
3社目はSaaS企業でフィールドセールスのマネジメントや、パートナーセールスとしてディストリビューターやパートナーの開拓を担い、2023年10月にソニーネットワークコミュニケーションズへ入社しました。
入社の決め手は、ソニーグループというコングロマリット経営を行っているグループの中で、多様なアセットを活用しながら事業開発が行える点に魅力を感じたからです。
ソニーネットワークコミュニケーションズは、BtoCの事業を基盤としていますが、今後BtoBビジネスの拡大が重要なミッションとなっています。そうした背景の中で、これまで培った法人営業の経験を活かせると考えていました。
当初はAIツールの営業からスタートし、現在は法人サービス事業部のソリューション営業部にて、主にシステム開発やグループ発のプロダクト提案を行っています。また、以前SaaSのパートナーセールスを担当していた経験があるので、SFA(営業支援システム)の設計や利用目的に応じた企画、アライアンスにも携わっています。
日々新しいことを学び、それがすぐに業務に活かせること。そして、若手社員の成長速度が速く、切磋琢磨できる環境で働けるのがやりがいにつながっていますね。
昨年の組織改編後からまだ時間も経っていませんが、チームのメンバーは非常にフラットで、お互いにリスペクトしながら仕事をしているので、雰囲気はとても良いなと感じています。
現在携わっているプロジェクトは、単なるシステム開発ではなく事業開発支援に近いものです。1人の意見だけで全てを反映させるのではなく、プロジェクトに関与するステークホルダーの取りまとめや調整を行う必要があるので、難易度が高い案件になっています。
それでも、経験豊富なベテランとキャッチアップ能力の高い若手が揃っているため、みんなで協力しながら前向きに進めることができています。
自分の介在価値を意識しながら、「会社」と「自分」の成長を軸にチャレンジを続けられる人材だと思います。「自分がどう成長したいのか」考えることに加えて、組織にどんな形で貢献できるかを、を組み合わせることが重要になります。
組織や社会に対してどこで自分や自社のバリューを発揮できるのか、というのを常に問いかけながらチャレンジする姿勢が大切だと感じています。
組織に関わる以上、ただ自分の頭だけで判断して何も行動せずに「これは良くない」と言うだけでは意味がないと考えています。自分にはその組織を変えるチャンスがあり、いかに物事を自分ごと化して捉え、当事者意識を持ちながら行動できるかが大事になります。
そのためには、自分の「あるべき姿」を再定義して、実現に向けてアクションを起こす覚悟がある人材が求められていると思います。キャリアが進むと“評論家”のようになってしまいがちですが、それをどう乗り越えて変えていけるかが肝になると思っています。
また、自身の経験を要素分解して、今ある課題に対してどう活かせるのかを思考していく力も必要です。例えば、これまで通信販売をしていた経験を法人営業に持ち込んだ場合、営業という部分は共通しているかもしれませんが、BtoBとBtoCではアプローチが異なります。そのため、今までの営業経験の中でBtoBに活かせる部分を見つけ、現状向き合っている課題にマッチングさせるスキルは必要だと実感しています。
法人サービス事業は常に前進、変革していくことが求められているフェーズなので、試行錯誤しながら前向きに取り組むことで、やりがいを感じられると思います。
また福利厚生も充実していて、本の購入や資格の勉強、温泉の利用など幅広い用途で使えるカフェテリアポイント(ベネフィットワン社提供)が気に入っています。
品川のソニーシティにある社員食堂もよく利用しています。昼も夜もメニューの種類が豊富で、美味しく食べることができるので、毎日ありがたい気持ちで過ごしています。