S.Tajima
法人サービス事業部 AI事業推進部

「AI事業をより役立つものに」
チャレンジを歓迎する風土が
生み出す新規事業

ソニー株式会社でスポーツエンターテインメント事業の立ち上げに携わった後、2018年にソニーネットワークコミュニケーションズへ出向されたTajimaさん。現在担当しているプロジェクトやAIビジネスの展望などについてお話を聞きました。

AI技術を最大限に活かし、0から1を生み出す仕事

現在携わっている業務内容について教えてください。

現在、法人サービス事業部 AI事業推進部で、AI事業の企画に携わっています。主なミッションは画像判別ソリューション「ELFE」の事業拡大と、AIカメラを使った新規事業の開発です。このサービスを事業化するためには、自社の技術をより適切に役立てる方法を探ることが重要だと思っています。AIの活用方法を考え、協業いただける企業を探して形にしていく、まさに“0を1にする”ことが自分の役割ですかね。

事業リスクを低く、かつチャンスを最大限に広げるため、営業企画からメンバーが動きやすいようサポートする裏方の仕事まで幅広くこなしていると自負しています。2021年から始まったサービスである「スマートスイミングレッスン」などの案件は、ソニー在籍時代のスポーツエンターテインメント事業部での経験が役立っていますね。

新規事業の拡大を目指し、事業開発の経験豊富なソニーネットワークコミュニケーションズへ

スポーツエンターテインメント事業はもともとソニーで立ち上げた事業なのでしょうか。

そうですね。私がソニーに入社して半年ほど経ったころから、周りのメンバーと一緒に企画して、新規事業として立ち上げました。スポーツ分野に興味を持ったきっかけは、技術展示会で見たテニスセンサーの技術です。自社の持っている技術をスポーツに活用できないかと考え、最終的にテニススクールで使えるようなBtoB向けの商品を開発しました。テニスのラケットにセンサーをつけて、球の当たった位置やスイングスピードなどを計測できる商品です。その後、さらなる事業拡大を図るため、事業開発の土壌があるソニーネットワークコミュニケーションズにプロジェクトチームごと移る形になりました。

ソニー在籍当時は、ソニーネットワークコミュニケーションズにどんなイメージを持っていましたか?

インフラ企業であることに加えて、インキュベーションに注力している印象がありましたね。実は前職もインターネット関連会社だったので、ソニーネットワークコミュニケーションズが出資した歴史や、昔から海外投資をいち早く行なっていたことも知っていました。ベンチャーを応援する風土は、古くから根づいていたのではないでしょうか。実際にここで働くようになってからも、イメージとのギャップはありませんでしたね。

高い組織力と挑戦を応援する風土が今までにない新規事業を生み出す鍵に

実際に働いてみて、ソニーネットワークコミュニケーションズのどんな点に魅力を感じますか?

チャレンジを歓迎する企業風土が根づいていて、それを後押ししてくれる環境も整っている点です。私もAI事業の立ち上げで声をかけてもらったり、新しい企画をスタートするときはサポートしてくれたりなど、機会を多くもらっています。

また、経営層含めてサポートし合う意識が高いのも、事業を進めるうえで大変助かっています。特にAIを使った新規事業は、私たちのサービスに価値があると言ってくれる企業を探すのが第一歩です。「あの企業と協同でプロジェクトを進めたい」と上長に相談したら、すぐに紹介してくれたこともありました。スピード感を持って新規事業を進められるのも、この協力体制があってからこそだと感じています。

今までに携わったプロジェクトで印象に残っているものはありますか?

私がこの部署へジョインしたときは、テニススクール、ゴルフスクール向けのサービスをすでにローンチしていましたが、よりマーケッタビリティがあるスイミングスクールにむけた事業開発を検討しておりました。プールは他とは異なる環境のため、本当にそこでシステムを組んでハードが動くのかなど懸念が多くありましたが、一緒に事業を検討していただいたパートナー様からはスイミングスクール業界がかわるレベルのサービス価値だということおっしゃっていただきました。

まだテニスもゴルフも立ち上がったばかりで、スイミングへの拡大は会社としても大きな決断が必要でしたが、社長をはじめとしたマネジメントの方へスイミングのマーケッタビリティとサービス価値をご説明し、快くGOサインをいただきました。私たちのチャレンジを後押ししてくれているんだと実際に感じたので非常にうれしかったです。
その後サービスローンチの際にもマーケティングを事業部全体でサポートしてもらうなど、立ちあがったばかりのサービスであってもしっかり会社全体で応援してくれているところが当社らしいと感じましたね。

インフラの当たり前を変え、使った人が幸せになるようなサービスを作り出していきたい

今回、キャリア採用のコンセプトとして、「あなたの目指すCHANGEに実現力を。」というメッセージを掲げています。それを踏まえて、今後Tajimaさんがもたらしたい“CHANGE”を教えてください。

これからはAIなどの各サービスも世の中にとって当たり前のものになり、インフラに含まれていくと感じています。スポーツエンターテインメント事業では、スポーツスクールの業界を変えるきっかけを作ったと信じています。これから、さらに業種や業態に関係なく、世の中全てのサービスがそのレベルまで引きあがることで世界はもっと豊かになっていくはず。事業を大きくするだけでなく、使った人が幸せになるようなサービスや社会にインパクトをもたらすサービスを自分の手で生み出すことにチャレンジしていきたいですね。

最後に、これを読んでいる転職活動中の方に向けてメッセージをお願いします。

私自身、転職するなら「痕跡を残すのが大事」だと考えていて、常にチャレンジする意欲を持ち続けたいと思っています。ソニーネットワークコミュニケーションズはそんな挑戦を応援してくれる会社。成し遂げたい目標がある人はぜひ一緒にお仕事しましょう!