必要なのは常識にとらわれない力。
考え続けることで見えてくるNUROの新しい姿

ソニーネットワークコミュニケーションズの根幹を成すNURO事業。この全社的な事業には、お客さまに「NURO」をより快適に利用してもらうため、より魅力あるサービスだと感じてもらうために、社内のさまざまな部署のスタッフが関わっています。今回は、マーケティングのリーダーを担うSakuragawaさんと、サービス企画の立場から携わるAnjoさんに話を聞きました。2人がNURO事業に力を注ぎながら感じている、ソニーネットワークコミュニケーションズならではの仕事の動かし方や、やりがいとは何でしょうか。

S.Sakuragawa
NURO事業部マーケティング部
2020年10月入社。前職はメガベンチャーでマーケティングの統括を担当。ソニーネットワークコミュニケーションズ入社後はNURO 光事業のマーケティング・プロモーションの統括を担っている。
2020年10月入社。前職はメガベンチャーでマーケティングの統括を担当。ソニーネットワークコミュニケーションズ入社後はNURO 光事業のマーケティング・プロモーションの統括を担っている。
K.Anjo
NURO事業部サービス企画課
2018年12月入社。前職はメーカーで商品企画の業務を担当。ソニーネットワークコミュニケーションズ入社後は、「NURO 光」に関わるサービス企画の統括を担う。当時最年少で課長昇格。
2018年12月入社。前職はメーカーで商品企画の業務を担当。ソニーネットワークコミュニケーションズ入社後は、「NURO 光」に関わるサービス企画の統括を担う。当時最年少で課長昇格。

仕事は全て、部署間の垣根を越えた現場でこそ生まれる

お二方はキャリア採用でソニーネットワークコミュニケーションズへ入社したのですよね。これまでの経歴と入社の決め手を教えてください。

Sakuragawa:私は、最初に出版事業の会社でWebコンテンツの編集やアライアンスなどの仕事をしていて、その経験を活かしてメガベンチャーへ転職。そこで長くマーケティングの業務に携わりました。その後、2020年10月にソニーネットワークコミュニケーションズへ入社し、現在に至ります。当社の代表取締役社長と面接で話をしたときに、「うちは大企業の中のベンチャーだから」と言われたんです。大企業だからできることと、ベンチャー企業だからできること、相反する2つが共存している社風が気に入って、入社を決めました。

Anjo:僕は、メーカーで商品企画を担当していたのですが、「企画ができる」ことにおいて、本当に自分自身が通用するかを確かめたいと思ったのが転職の動機です。また面接の際、「以前の会社の仕事のめどがある程度ついてから入社したい」と伝えたところ、快く待ってくれて、そのフレキシブルな対応に好感を持ち、入社することにしました。

NURO事業に関して、お二方はどんな業務を担当しているのでしょうか。

Anjo:NUROというサービスをいかにより良いものにするかを考えるのが僕の仕事で、SakuragawaさんはNUROをいかに広く知ってもらうかを考えるのが仕事ですね。

Sakuragawa:そうですね。NUROを新しく使ってくださるお客さまを増やして、事業に貢献するのが、私のいるマーケティング部のミッション。テレビCMをはじめとした広告やPRを打ち出したり、SNSまわりの対策をしたり、既存のお客さまへの対応をしたり。いわゆる顧客接点と呼ばれる部分を、15人ほどのメンバーで役割分担して行なっています。

Anjo:僕はサービス企画の立場なので、新しいオプションサービスや回線サービスをつくるのが主な仕事。それが売れるかをSakuragawaさんに相談したり、逆にSakuragawaさんの方からこういうサービスをつくってくれないかと相談を持ち掛けられたりすることもあります。

ソニーネットワークコミュニケーションズに入って特徴的だなと感じたのは、いろいろな部署からそれぞれアイデアが生まれ、案件が立ち上がるということ。多くの会社では、何かをやろうと言い出す部署は決まっていることが多いと思いますが、この会社は各部署が自発的に動いているんです。だから、仕事のスピードがすごく早い。

Sakuragawa:もちろん、案件によっては上から降りてくるものもありますが、それはほとんどがクリティカルなもの。それ以外は現場で生まれてボトムアップで進んでいきますね。Anjoさんが言うように、部署間の壁がなくて、動き出しやすい雰囲気があるのだと思います。

ゴールまでの行き方は自分次第。考える力が試される

社員の自発的な動きが仕事を生み出していくというお話でしたが、各自の裁量がとても大きいということなのでしょうか。

Sakuragawa:正直、「え、こんなに任せてくれるんだ」というのは入社して驚いたことの1つです。基本的に上層部は「総論はオッケー、各論は任せた」というスタンスで。マーケティングの施策ひとつとっても、「与えられた予算をこう使います」と伝えて、反対されることはまずありません。その分、振り返りも含めてすべて自分たちの責任だというプレッシャーは大きいですが。

Anjo:分かります。目標の位置は示されるけれど、そこに到達する道筋は自分で考えないといけない。他の会社では、上司の指示を受けて業務に取り組むこともあると思いますが、当社の上司は現場にいる人間の方が現場のことをよく分かっていると認識しているので、やり方は基本的にお任せですね。

だから、僕は新しく入社して来た人には必ず「個人事業主だと思って働いてください」と伝えているんです。さぼろうと思えばいくらでもさぼれるけれど、やろうと思えばいくらでもやれる環境だから、言われたこと以外のことも進んでできる人が向いていると思います。

Sakuragawa:確かにそうですね。私たちの仕事は、自分の頭で考えることが圧倒的に多いです。前職と比べると、時間的な拘束は減ったのですが、常に頭を使っている気がします。例えば、IT業界は変化が激しいので常にグローバルな動きを把握しておかないといけないし、それに対して自分たちはどう動いていけばいいかも考えないといけない。

Anjo:よく分かります。私も、週末がなくなるような働き方はしなくなりましたね。でも、稼働している1日の密度や考えることの量は、今までとは全く違います。

Sakuragawa:加えて、私は人のことで悩まなくなりました。マネジメント職は、人の調整に時間を割くものと思っていたのに、その部分の悩みがないから、100%ピュアに事業のことだけを考えられます。社風なのかもしれませんが、それが転職して感じる当社の良さの1つですね。

常識にとらわれず、新しいことを模索する人と働きたい

お二方はこのNURO事業を通して、今後どんな社会をつくりたいと考えていますか?

Anjo:当たり前の文化を少しずつ変えていきたいです。乗車券が切符からICカードに変わったように、注文したものが翌日に届くのが普通になったように。インターネット回線も、昔は全然使われていませんでしたが、いつの間にかみんな使うようになり、気がつけば光回線になって、次のステップへと進んでいます。インフラが変わるってそういうことですよね。小さなことでいいから、ビフォーアフターがガラリと変わる。そんな世界を見られたらうれしいです。

Sakuragawa:私が考えるいいインフラサービスとは、意識されることなく自然と世界中の人々が使っているもの。「NURO」も人々の第1選択肢になっていて、知らないうちに使われているサービスになることが理想です。それを達成するためには、サービスへの信頼や好感が必要で、選ばれるためのブランディングやマーケティングをしていかなければいけません。日本発のインターネットサービスがグローバルでスタンダードになったら、おもしろいなと思っています。

ソニーネットワークコミュニケーションズで働くのに向いているのはどんな人でしょうか?

Anjo:Sakuragawaさんも話していましたが、うちの会社は大企業なのにベンチャーっぽい。上からの指示に従うだけという場面は非常に少ないです。だから、自分の意見やアイデアで新しいことを成し遂げたいと思っている人、それが今の職場で叶わないともがいている人にぜひ来てほしいですね。「これが定石でしょう、常識でしょう」と決めつけない人が向いていると思います。

Sakuragawa:そうですね。常識を疑ったやり方を重ねて伸びてきた会社ですから、フォーマットにとらわれない仕事をする人が向いていると思います。

──最後に、これを読んでいる転職活動中の方に向けてメッセージをお願いします。

Anjo:自分で線路を敷く仕事なので、自分にしかできない領域が必ずできます。そうして自ら得意分野を作れるのが、この会社のいいところですよ。

Sakuragawa:私自身も、知らないことを知りたいし、年齢関係なく学びたい。一緒にひとつずつアイデアを形にしていける仲間が、1人でも増えたらうれしいです。