社員の成長と、心と体の健康。
「働きやすさ」のつくり手が考えていること

ソニーネットワークコミュニケーションズには、社員の働きやすさやキャリアアップを支えるさまざまな制度や独自の研修制度が用意されています。社員の声に耳を傾け、制度を検討・策定しているのが人事のメンバーたち。今回はそのなかから、ダイバーシティ推進、研修制度担当として尽力している、MifuneさんとToriyamaさんに話を聞きました。使いたくなる、そして成長に役立つ仕組みを生み出す、思想や理念とは。

M.Mifune
経営業務部門 人事総務部
新卒で2009年4月入社。福利厚生、ダイバーシティ推進、規則関連の整備などの業務に従事し、社員の働き方や働きやすさを制度面から整備している。
新卒で2009年4月入社。福利厚生、ダイバーシティ推進、規則関連の整備などの業務に従事し、社員の働き方や働きやすさを制度面から整備している。
H.Toriyama
経営業務部門 人事総務部
新卒で2015年4月入社。主に研修制度の策定と実施を担当。そのほか、新卒やキャリア採用の採用部門にも携わる。
新卒で2015年4月入社。主に研修制度の策定と実施を担当。そのほか、新卒やキャリア採用の採用部門にも携わる。

ビジネスのスピード感にあわせて社員も急成長。若いうちから視野を広げられる環境が整っている

お二方の入社してからの経歴と、現在のお仕事の内容を簡単に教えてください。

Mifune:私は2009年に新卒で入社し、最初はISP(インターネットサービスプロバイダー)事業部でマーケティングの仕事をしていました。その後、入社4年目のジョブローテーションで人事へ異動し、現在に至ります。自分が就職活動をしている際、採用担当者の対応に心動く瞬間が多かったので、そのような仕事ができればと自ら希望しました。

Toriyama:実は、私が就職活動をしていたときの人事担当がMifuneさんだったんですよね。入社直後は格安SIMを扱う事業部に配属になったので一緒に仕事をする機会はありませんでしたが、ジョブローテーションで人事部へ異動して、今は近くで働いています。縁を感じますね。

社内のさまざまな部署を経験する「ジョブローテーション」制度。この制度はどのような目的で行われているのでしょうか?

Mifune:若いうちに異なる種類の仕事を複数経験することで、会社全体を広くとらえる視点や多様なスキルを身につけられればと思っています。オールマイティに対応できる力を養い、未来の会社を引っ張っていく人材を育てることが目的ですね。この制度は新入社員のみが対象で、2年目に別の部署へ異動します。数年前までは4年目でしたが、現在はビジネスの変革スピードが速まっているので、それに伴いローテーションのタイミングを早めています。

Toriyama:そうですね。当社は成長のスピード感を大切にしているので、早い段階から複数の業務を経験し、さまざまな視点で事業に携わってもらうことで成長を促しています。

ジェンダー問わず働きやすい、平等で快適な労働環境を目指して

産休・育休を経て復職したMifuneさん、女性の働きやすさに関連する制度の充実度や、社内風土はいかがでしょうか?

Mifune:私自身の実感として、一緒に働くメンバーの理解がとてもあると感じています。娘のお迎えがあるので17時ごろには退社しているのですが、みんな気持ちよく送り出してくれるだけでなく、業務のサポートもしてくれて、非常に助かっています。全社的にも小さい子どもを持つ年齢層の社員が多く、男女問わず保育園の送迎等も日課となり両立する必要がありますが、協力し合いながら働ける環境だと思いますね。

Toriyama:男性の私から見ても、誰もが働きやすい環境だと思います。男性の育休取得率も高いですよね。

Mifune:そうですね。現在の男性の育休取得率は7割程度ですが、もちろん100%を目指しています。ちなみに、女性社員から「差別を受けた」とか「女性だから働きにくい」「評価に不満がある」という声は聞いたことがありません。

女性の働きやすさと社員全員のウェルビーイングを念頭に置いた新しい制度もスタートしたそうですね。

Mifune:はい。「カフェテリアプラン」といって、社員1人ひとりにポイントを付与し、会社の定めたメニューを自由に使用できる制度を、新たに導入しました。ポイントを使って健診を受けられたり、ベビーシッターを申し込めたり、デリバリーサービスを利用できたり。育児世代はもちろん、全世代に喜んでもらえるよう、さまざまなサービスを用意しています。

立場や年齢も関係ない。「課題を解決したい」という意志から仕事が生まれる

研修制度について、ソニーネットワークコミュニケーションズらしさやソニーグループだからこその特徴があれば教えてください。

Toriyama:当社では、まずベースにソニーグループ全体で共通して行っている研修があり、それにプラスしてソニーネットワークコミュニケーションズ独自の研修があります。年次や役職ごとに行う「階層別研修」、自身の目指すキャリアに合わせて学びたいことを自由に選べる「選択型研修」、ITリテラシーの向上を目的とした「IT資格取得支援」の3つがソニーネットワークコミュニケーションズ独自のものです。

Mifune:研修の背景には、「個の成長が会社の成長につながる」というソニーグループの代表・吉田の想いがあり、個々のキャリアや成長をサポートする制度にできればと考えています。

Toriyama:当社は「各組織の課題に対してどう取り組むか」という視点を意識しながら研修を設計しています。毎年同じ内容の研修を実施するのではなく、何を達成するために行う研修なのかという目的に立ち返りながら、都度アップデートしたり、新たな試みを取り入れたりしていて、他社ではリーダー層向けに行う研修も、当社では若手の3、4年目を対象に導入しています。上のフェーズを先取りし、どんどん吸収して成長できる土台がソニーネットワークコミュニケーションズには整っていると思いますね。

制度も研修も、社員視点でより役立つもの、意味があるものを試行錯誤しながら導入しているんですね。

Mifune:そうですね。「これをやりなさい」というトップダウン型ではなく、「こういうことをやってみてはどうか」というボトムアップ型で意見やアイデアが採用され、物事が進んでいくことが多い組織だと思います。やりたいことをやらせてもらえる風土があると思います。

Toriyama:最近も、雑談が気軽にできるようなコミュニティサイトを導入しようという動きが出ていますね。リモートワークで顔を合わせず仕事をすることが増えているなか、現場から挙がった声をもとに動き出したプロジェクトです。

会社をもっとおもしろく。自分のために、会社のために、挑戦し続けたい

今後、ご自身のキャリアでは、どのようなことを目標としていますか?

Toriyama:近い目標だと、制度や研修の意義を社員全員にしっかりと伝え、より活用してもらえるようにしたいですね。その先は、労務面なども含めて、もっと広い領域でのスキルアップを目指していきたい。チャレンジを受け入れてくれる会社なので、それを活かしながら自分らしく、よりよいキャリアを形成したいです。

Mifune:私は、枠にとらわれずチャレンジし続けたいです。一個人のアイデアでも、筋が通っていれば認めてもらえる風土があるので、新しいことを取り入れて、もっとおもしろい会社にしていきたいですね。

最後に、これを読んでいる就活生や転職活動中の方に向けてメッセージをお願いします。

Toriyama:会社で過ごす時間、考える時間はとても長く、人生に大きく影響するはずです。そのため、まずは悔いのないよう、自分にとっての幸せや大事にしたいことをしっかり考えるのが大切だと思います。

Mifune:そうですね。そのうえで、入社後、楽しく働くイメージが持てる会社をぜひ選んでください!