ネットの防災マニュアル

関東大震災から100年が経過し、政府は直近30年以内に大地震が発生する確率が70%と発表しています。

ソニーネットワークコミュニケーションズは、9月1日の「防災の日」にあわせて、令和版「ネットの防災マニュアル」を公開。災害時の情報収集や安否確認、スマートフォンのバッテリー対策など、最新の “つながる防災術” を紹介しています。

ソネット 防災マニュアル いざという時のインターネットの使い方!

災害時に人や情報とつながるためには、何よりも備えることが重要です。

過去の災害時には、停電や携帯電話の基地局の被害などによりインターネットが不通になる、データ通信量の増加などが原因で、インターネットがつながりづらくなってしまうという事態が発生しています。

「ネットの防災マニュアル」をダウンロードして、パソコンやスマートフォンに保存するのはもちろん、印刷して手元に置いておくことで、インターネットがつながらない状況でも参照することができます。いざという時の備えとして、「ネットの防災マニュアル」を活用してください。

Chapter01 インターネットがつながりにくいケースでの対策 Chapter02 スマートフォンのバッテリー対策 Chapter03 安否確認をするための対策
Chapter04 情報収集をするための対策 Chapter05 情報を発信する際に気を付けること

インターネットにつながない6時間が被災者を救う

“ 地震や台風、豪雨、雷といった災害時には、身の安全、衣食住の確保などが最優先です。続いて、家族や近しい人の安否確認や情報収集も大切。そのためにも、通信・ネットワーク環境の備えもこれまで以上に重要度が高くなっています。特に災害時には、インターネットの利用方法を考えなければなりません。本当に大事なことは「被災者の安全を確保」すること。「災害発生後、6時間はインターネットにつながない」ことなのです。
今後起こりうる災害時にも、データ通信量の増加などによる接続障害や停電、基地局の被災になどにより、インターネットに接続できなくなってしまうことも考えられます。このような事態になると生命の危険に直面している人からの発信や、自治体・公的機関の緊急連絡などに影響を及ぼす可能性もあります。さしあたって生命の危機は避けられているなら、可能な限り、電話、インターネットでのデータ通信は控えることが望ましいのです。その目安は6~8時間といわれています。
このマニュアルが災害時にどのようにインターネットを使い、どう対処すべきかを考えるきっかけになればと思います。”

令和版「ネットの防災マニュアル」より

【専門家によるコメント】
■ 備え・防災アドバイザー ソナエルワークス代表 高荷智也さん 
命を守る準備として重要な「情報収集」と「安否確認」の手段の確保しましょう。また、非常時のスマホ利用のため、通信手段および充電手段の事前確保が重要です。

災害への備えは「平時」の今が本番です。令和版「ネットの防災マニュアル」を活用いただき、「非常時に命を守る準備」として重要なスマートフォンの活用方法をぜひ学んでいただきたいと思います。

■ ITジャーナリスト 井上トシユキさん
災害時に活用できるWi-Fiを把握し、譲り合いの気持ちをもって利用することが重要です。

Wi-Fi「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)の無料開放は、災害時に不可欠な緊急連絡のために行われます。規制がかかった電話の代わりに、SNSや無料通話アプリを使って連絡を取り合いながらも、「通信の渋滞」や「通信の品質低下」を起こさないためにも、必要最低限の短時間利用を心がけましょう。

「いざという時のインターネットの使い方」
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