プロジェクト座談会 ソニーグループの各セクションから集まったプロフェッショナルが
医療・介護現場のプロフェッショナルとともに開発した「bmic-ZR」で
社会に役立つ革新的な新サービスを創る
IDENTITY

SNCのbit-drive事業推進部が、これまでの様々な事業を通じて培ってきたサービスビジネスのノウハウとクラウド技術・資産をベースに、医療と介護の現場業務を効率化し、多職種間のコミュニケーションや連携を支援するために生まれた「bmic-ZR」。はじまりは東日本大震災の復興支援ボランディアで聞いた、「これからは在宅医療の時代になり、そこではICTが欠かせないツールとなる」という現場の声でした。在宅医療・在宅介護の現場で必要なICTとはどのようなものか?
2008年、「遠隔医療」の実証実験からスタートした、SNC初の画期的なSaaS型ソリューションの開発・推進に挑戦し続けるメンバーが、リリースまでの軌跡をなぞりながら、座談会でその真実を紐解いていきます。

メンバー

  • 法人サービス事業部門 bit-drive事業部門 
    bit-drive事業推進部 医療クラウド課
    課長/医療情報技師/医療福祉情報連携コーディネーター
    猪狩 雅博
    在宅ケア業務支援システム「bmic-ZR」のプロジェクトの統括。様々なフィールドで経験を積んだ個性豊かなソニーグループのエキスパートを集め、全体のベクトルを合わせて医療と介護の現場の業務効率化をはかる在宅ケア業務支援システム開発の舵取り役を担っている。
  • 法人サービス事業部門 bit-drive事業部門 
    bit-drive事業推進部 医療クラウド課
    マネジャー/医療情報技師/医療福祉情報連携コーディネーター
    狩野 真之
    コンサルティング担当。もとは厚木にあるソニーのメディカルソリューション事業部に在籍。医療関連システムの開発にも携わった経験から、現場の医療職・介護職の人たちと会話を重ねる機会の多い専門性の高い業務を担うべく、兼務を経て参画した1年後に移籍。現場の声と開発の橋渡し役を担っている。
  • 法人サービス事業部門 bit-drive事業推進部 
    医療クラウド課
    マネジャー(営業リーダー)/医療福祉情報連携コーディネーター
    小菅 嘉寛
    通信業界にて営業、ソニービジネスソリューションを経て医療系の新規開拓の販売網を作る仕事があると誘われ医療クラウド課へ。目に見えるところで人の役に立てる医療の仕事であること、「お客様目線でサービスを作る」というチームマインドに共鳴し、新規開拓業務を担う。
  • 法人サービス事業部門 bit-drive事業推進部 
    医療クラウド課
    営業担当
    藤城 孝之
    営業兼フィールドエンジニアとして活躍。ソニービジネスソリューションでネットワークやクラウド営業を行っていたが、2014年にフリーエージェントシステムで自ら挙手して異動。現在は、新規開拓営業と合わせ、お客様に一番近いサポート役として「ITをどうやって使ったらお客さんの仕事が楽になるか」ということを日々お客様目線で考えサービス導入後のサポート業務も担っている。
  • 法人サービス事業部門 bit-drive事業推進部 
    医療クラウド課
    開発・技術企画チーフ
    松沢 大輔
    技術開発担当。もともとは別の部署に所属しながら開発をサポートしていたが、商用化の決定を契機に医療クラウド課へ。Webアプリケーションの開発をはじめとする医療クラウドビジネスの技術企画全般を担っている。
  • 法人サービス事業部門 bit-drive事業推進部
    医療ビジネス担当(MK・プロモーション)/医療福祉情報連携コーディネーター
    高木 信之
    コンシューマー向けのWebサービス・プロモーションを経て、2016年の12月から「bmic-ZR」のチームに参加。サービスが本格的に拡販期を迎えるにあたり、1つのぶれないコンセプトを軸に事業の拡大に向けた販促・営業支援を行っている。

今、日本の社会で最も必要とされているサービス医療と介護、
在宅ケアを繋ぐソリューションの必要性

在宅ケア業務支援システム「bmic-ZR」は、在宅ケア業務の効率化を支援することを目的に、在宅医療や介護の現場で本当に使えるICT(Information and Communication Technology)とは何かを追求した、SaaS型(Software as a Service)ソリューションです。

現場で使える「かんたん画面」のモバイルアプリと、日々の業務を強力にサポートする多職種連携ビューワーの2つの機能で、在宅患者さまと利用者さまのケア情報を記録し、在宅ケアに関わる関係者(医師・看護師・介護士・薬剤師・歯科医・家族等)間でフラットに情報を閲覧・共有することができるようになっています。

在宅ケア業務支援システム bmicZR
猪狩さん:今でこそ「医療と介護を繋ぎ、在宅医療・在宅ケアの推進を図るICTシステム」として一般の診療所や介護事業所などに使っていただけるようになってきた「bmic-ZR」ですが、このビジネスモデルを起案し、開発を始めたばかりの頃は、コンセプトもぼんやりしていましたし、目指すものが今ひとつ明確ではありませんでした。離島など医師がいない地域での医療を支援するもの、例えばテレビ会議の発展形のようなイメージは持っていたものの、現場に聞いてみるとそういったものはあまり役に立たない、そもそも「医療行為は対面でやるもの」というルールがある、などと言われ、「ITを使うとかえって患者さんを見られなくなる」、などITにネガティブな意見も多く、電子カルテや看護の補助になるようなシステムが求められているのかといえば、そういうわけでもなさそうだし…何か例はないんだろうか?どうしたらいいだろう?と。
狩野さん:ソニー時代に医療業界がテレビ越しの診察には消極的だったことも知っていたので、個人的には遠隔医療ならやる気はありませんでしたが、話を聞いたら違うようだったので、それならいいかと。これまでの経験から医療現場のドクターと話をする機会も多かったですし、軽いお手伝いの気持ちで「在宅医療のためのICT開発プロジェクト」に参加しました。

医療と介護の「現場の声」から見えた、「bmic ZR」が担うべきミッション

狩野さん:実証実験に協力していただくために、気仙沼で在宅医療をしていた村岡先生を紹介していただき、遠隔医療寄りだった最初の試作システムを持ち込んで評価をしてもらった。結果は酷評でした。

猪狩さん:私たちは遠隔医療のイメージを持って入ったのでCTやレントゲンなどの画像や検査結果などの患者情報がいつでもどこでも見られるというところに価値があるのだと思っていたのですが、在宅医療の現場で本当に必要なのはそんなことではありませんでした。

本当に必要だったのは「お風呂の介助をしてくれる人がいるのか?」「薬の飲み残しはどのくらいあるのか」「食欲はあるのか」といった、生活環境がすべて見えるような仕組み。決してICTに詳しいわけではない現場の医療職、介護職の方々が、マニュアルなしで簡単に記録したり、情報を共有したりするために使えるものが欲しいということだったのです。しかも、ICTを使うと仕事が増えるという先入観を持っている人たちに、「これを使うと業務が楽になりますよ、患者さんのための時間が増やせますよ」ということを体感してもらわないといけない。正直「こりゃ大変だ」と思いましたね。全く当初考えていたイメージとは違っていました。

狩野さん:その後、気仙沼の医師や薬剤師、看護師、歯科医、介護ヘルパーなど、医療や介護に関する様々なジャンルのキーパーソンが集まる場を現地で立ち上げ、在宅ケアに携わる人がどのような形で情報を共有するのがいいのか?どんな情報が必要なのか? といったことを話し合い、それを会社に持ち帰ってそれぞれのセクションごとの立場から、どんなことができるのか?ということを考え、模索する時期が続きましたね。この集まり(気仙沼在宅ワーキング:通称KNOAH(ノア))は現在も続いていて、今月で53回目になりますが、今でもシステム開発において大変重要な役割を担っています。

現場の業務効率化を最大限に引き上げる研ぎ澄まされた究極のシンプル設計

猪狩さん:こうして現場のニーズを知ることで目指すものが明確になっていきました。チーム立ち上げ当初は全体のモデルの議論からスタートしました。こういうモジュールを使ってこう通信したら…という技術的なことより、もっとモデル的というか、「みんなが連携してコミュニケーションを取るにはどうしたらいいだろう?」という感じで。すごく漠然としていました。
松沢さん:最初は全体のデータの流れや、誰がどう動いて、そこからどんなデータが生まれ、それをどう撹拌して誰が使うのかというところもぼんやりしていました。丁寧にヒアリングする中で、こういうデータの流れなのかな、これを実現するためにはこの画面が必要で、こんな機能が必要なのかなという状況で、データの流れと人の動きを意識しながら、業務の流れを最初に作っていきました。試行錯誤の連続で。
狩野さん:コネクションチャートみたいなものとフローチャートみたいなものを作ってみて、ああでもない、こうでもない、こんな業務あるのか、こんなデータ使うのかと、そういうことを現場の医療職、介護職の方々や、詳しい医療系のベンダーさんから聞いたりして開発に協力してもらったりしましたね。
松沢さん:最初は上流工程的な話が多くて、そこから時間をかけて、だんだん技術的になっていきました。当時、医療の現場はIE(Internet Explorer)がブラウザの標準でした。でも当時IEはHTML5とかCSS3、Java Scriptなど新しい技術に対応しておらず、技術屋としてはせっかく新しい技術が出てきたところだったのでそういった新しい技術に対応しているChromeでやってみたいなと思った。そこで提案してみたらすんなりとやらせてもらえて。嬉しかったしやりがいがありましたね。
猪狩さん:現在では、あの時のチームの判断は正しかったということが実証されていますね。実は当時も喧々諤々の議論があって、医療業界は古い業界だから、例えばIEでも古いバージョンに対応しないと使ってもらえないかも、というような有識者の意見もありました。でも、それに対応しようとするとコストが跳ね上がる。だったら思い切って前を向こうよと。あの時、徹底的に昔のIEでやろうよって話だったら、今は全く違う話になっていたと思うし、まずは「やってみる」というのはいいなと実感しました。
狩野さん:作る前に気仙沼の村岡先生からもらっていたのは「“あったらいいな”はいらない」というコンセプト。運用を考え、色々なパターンに対応しようと思うと、細かい機能をいろいろとつけたくなる。でもそこは敢えて排除をし、本当に必要なものだけを実装することにして必要・不要の区別や判断をどこでつけるか、ということについて、みんなで徹底的に議論しました。
猪狩さん:逆にその時にシンプルに作ったからこそ今、お客さんからの声に柔軟に対応ができている。最初からいろいろ盛り込みすぎるとサービスがプクプクに太ってしまって、ダイエットは大変になります。しかし最初から筋肉質に作っておけば、そこに後から服を着せて膨らませることもできる。それが「bmic-ZR」の特徴だと思っています。これも現場へ行き、いろいろな声を聴いたからこそできたこと。あの時先生にアドバイスをもらえてよかったなと思っています。

プロフェッショナル集団が導く成功への挑戦ソニーグループならではのチームワーク

猪狩さん:最初は数名で現場へ行き、人的なネットワークづくりをするところから始めて。医療の世界でICTはどう役にたてるのか、どういうものがあれば自分たちがやってきたベースが活かされるのかということを考えていきました。

ある程度のモノができたら、それをお客様に説明・販売してくれる営業の存在が必要になります。当たり前のことですが、ビジネスとして継続するためには利益を出さなければならないので、小菅さんに声をかけ、さらに藤城にフリーエージェント制度を経て入ってきてもらいました。

そこからさらに拡販を進めるにはプロモーションが必要…ということで高木さんが参画…と、各セクションのエキスパートが集まってくれました。このメンバーはこの先もバランスを取りながらやっていくんだろうと思いますね。

小菅さん:サービスができる前から開拓していくので大変ですが、現場に入ると「こんなことできるんですか?ありがとうございます!」と本当に直接生の声が返ってくる。こんなことは初めてなので、当たり前ですが嬉しいです。
松沢さん:必要があれば現場に行き、自分の作ったものを使ってくれる、また、その可能性のあるお客さんに直接意見を聞けるし、その結果を製品にダイレクトに反映ができる。いろいろな職種の仲間が揃っているので、「こんな新しい技術があるけど、こんなことやってみない?」という議論もできます。営業や企画の仕事も経験できるし、研究開発で出て行って展示会にも参加できる。色々と経験ができるのは楽しいですよね。
猪狩さん:所帯が大きいわけではないので、振り返れば誰かいる…みたいな。でもその分、個々が判断しなければならないことが多い。若手メンバーも、経験を積んだベテランと同じように自分で判断しないとならないところがあるので、それは大変です。

狩野さん:いいメンバーが集まっているし、うまく個性が生きているなと。似たものが集まっているわけではなくて、結構個性はバラバラ。ただ、そのメンバーが「現場にこだわる」というところで皆同じ方向を向いているのかなと思いますね。

医療分野に限らず、BtoBをやっているとお客様には専門的な人が多い。だから彼らに密着していないと喜んでもらえないしビジネスには繋がらない。それから、やはり効率よくことを進めるにはいちいち立ち止まってベクトルを合わせるのではなく、情報を得て自分の立場で考えることが必要で、それが新人の時から頑張っている人を含めてうまく回っている理由なのかなと思いますね。

「お客様目線で物事を考える」ことを指針に仲間を信頼し自由裁量で走る

猪狩さん:このチームはソニーグループの各セクションからエキスパートが集まって出来ていますから、皆それぞれに自分の意見を持ち、時には意見がぶつかることもあります。ただ私が意識していることはお客様目線で考えるということをベースにした3つの指針をみんなで共有しよう、ということです。

1つめは「それぞれにあまり細かいところまで口を出さない」ということ。口を出しすぎると、せっかくの豊かな個性がなくなってしまうからです。2つめは「私たちのやっていることは「社会の常識に照らして」正しいか」、「自己都合の損得勘定なしで判断しているか」。お客様の立場に立ってみてもそれが正しいと思うかどうか。3つめは、このビジネスは慈善事業ではないので、民間企業である限りは「コスト意識と利益を出す」ことを外さずにしようと。

この大きなくくりのところだけみんなのベクトルがあっていれば、そんなに大きなズレはないでしょうし、あったとしてもリカバリーできる範囲に収まるのかなと思うので、チームとして守ろうとしているのはこの3点だけですね。

狩野さん:コンセプトの内容そのものには異論があるなどぶつかりはあるんですが、自分の立ち位置や思いを持ちながらも向いている方向は同じ。そうすると、「俺は俺でこう思う。でも向く方向はこっち」となるんですよね。きっとみんなそんな感じで、同じ方向を向いて走っているんですよね。
小菅さん:猪狩から医療系の新規開拓の販売網を作る仕事があると聞き、新規開拓が得意でしっくりくるなというところと、目に見えるところで人の役に立てる仕事であること、猪狩と話をしたときに「お客様目線でサービスを作る」というマインドが一致したことがポイントでした。個人的には放牧されているような感じですよね。ちゃんと枠はあるんですけど、あとは自由という。あまりあれこれ言われる年齢ではないし、裁量もありますしね。
藤城さん:小菅さんが開拓伐採なら、私は整地をする役割。北海道から沖縄まで、それぞれがいろいろなところに行っていますが、全員が一つの方向を向いていて、お互いを信頼しているので、全国を横断して仕事をすることができます。小菅さんが九州にいて、僕が北海道にいてうちのボスが山口にいてという日本地図の中を広く横断して仕事をしているなということが実感できる。安心感も面白みもありますね。
松沢さん:私は技術屋ですが、営業の現場でお客様から生で直接意見が聞ける機会ってなかなか無いんですよね。また企画もいて、R&Dの担当もいて、売る人がいてマーケがいて、開発がいて…とまるで小さなベンチャー企業。小回りがきき、お客様の声がダイレクトに聞けて、僕たちもお客様に「ここはこうしたらどうですか?」と直接提案ができる。すごくやりがいもあるし、楽しいですね。
高木さん:私は一番後発で参加をしましたが、このチームはとにかく仕事のし心地がいいです。この事業が今後大きくなるかどうかは今のところ未知数。けれども成立するかどうかを問わず、これほどまでに全員が互いを信頼し、それぞれのフィールドでピュアに情熱を燃やして事業に取り組めている現場ってなかなかない。その中に席を置いてやれていることがとても心地いい。珍しいですね。

猪狩さん:色々な経験を持っている人たちと一緒に何かをするのは楽しいですし、任せていて安心だという信頼感があります。何かあっても、任せておけば予想以上のものが出てくる。自分自身も気づかされることが多いですね。

モノの見方やゴールへのアプローチの仕方は違っていても、お互いを信頼しているから、一緒に失敗をしながら前に進めるし、腹を割って議論をすることもできる。今のこのチームにはこのやり方があっていますね。

「bmic ZR」で在宅ケアの支援を推進!全国の地域包括ケアシステムの普及に取り組む

猪狩さん:2015年のリリース後、「bmic-ZR」は医療や介護における現場の声を反映し、機能追加やバージョンアップを続けています。今後は必要なところに肉付けをして、使いやすさをさらに追求していきたいですね。
小菅さん:お客様を回ってニーズをヒアリングするなど、マーケティング的な活動をしながら販売形態についても模索していましたが、リリース後は全国の販売網を作ることに着手。効率的に全国をカバーしないとならないので、パートナー制度を活用しようと考えています。全体を見ながら個人的にはエリアも持ち、お客様目線を常に意識しながら拡販に向けて販売を強化していきたいと思っています。
藤城さん:リリース後は運用を定着させるための提案や、販売・導入のサポートを行ってきました。現在は全国各地を回り、どうやって使ったらお客さんの仕事が楽になるかということを日々お客様目線で考えながら、業務の中に溶け込ませて利用できるようにフォロー&サポートを行なう充実した毎日を過ごしています。今後も全国に「bmic-ZR」を普及させるべく、医療と介護の現場の業務効率化を図るお手伝いをしていきたいですね。
猪狩さん:ITは時に目に見えないものでもあるので、ストーリーに共感してもらえないとなかなか売れない。「コト売り」の視点を持って、プロモーションをしていくことが重要だと思っています。このイメージをどう伝えるか?ということが高木さんの今後の取り組みにつながるんですよね。
高木さん:そうですね。私はもともとWebのデータを分析してPDCAを回してといった業務を得意としてきたのですが、この事業に関してはそれとは異なる手法になるかなと考えています。1月26日に「思いを形に」というコンセプトで、HPをリリースしました。本格的な拡販期を迎えるにあたり、1つのぶれないコンセプトを軸に据え、効果的なプロモーション手法や媒体を検討し、思いをストレートに伝えていこうと考えています。

次代を担うべきは「自発的に動ける」好奇心旺盛なセルフスターター

猪狩さん:SNCは自由にできるサイズの組織をたくさん作って裁量を持たせてくれるので、「何かを作りたい」という思いのある人にチャンスを与える機会を与えてくれます。

また今後はよりスピードが求められるようになると思います。今の時代の競争に勝つためには、時代に合わせた形を作っていかないとならない。このスピードについていける人、積極的にいろいろなことに挑戦できるような、今を切り開けるタイプの方にぜひチャレンジしてほしいですね。

狩野さん:以前、「量産品になるな」というキャッチコピーに対して「量産品のほうが価格も性能も安定していていい」と言い返す学生もいると聞いたことがありますが、個人的には量産品になりたくないと飛び出すような人と仕事がしたいと思いますね。特にこの現場では個性を大切にしています。この自由な感じになじめる人に来てほしいと思います。

松沢さん:よく、入社するまでにどんな言語を勉強しておけばいいですか?といった質問をされますが、特定の言語や技術の話はしないようにしています。なぜなら流行はすぐに変わりますし、どんな部署・プロジェクトに配属されるかはわかりません。入社前に学んできたことが配属されたプロジェクトでは全く使われなかった…ということも少なくないからです。それよりは新しい言語や技術について、積極的に学ぶ・調べるという姿勢のあることが大切だと思っています。

また、自分で調べて使えると思った技術がビジネスに生かせると思えば、チャレンジをさせてもらえる機会もありますし、ネットで調べて気になる技術を学ぶために研修に行きたいと上司に言えば行かせてもらうこともできます。そうした意味では、常に新しい技術に興味や関心を持ち、積極的に取り入れていこうとする姿勢、また、いろいろな技術を組み合わせて目の前にある課題を解決する応用力を持っている人が求められていると思いますね。