見つめる先は世界最高のお客様満 足常識にとらわれず、挑戦を恐れない“自由闊達”な“通信サービスプロの集団”へようこそ 取締役 執行役員EVP 会田 容弘 見つめる先は世界最高のお客様満 足常識にとらわれず、挑戦を恐れない“自由闊達”な“通信サービスプロの集団”へようこそ 取締役 執行役員EVP 会田 容弘

下り最大2Gbpsという、これまでの常識を覆す高速の光回線サービスでインターネット市場はもちろん、世間にも一石を投じた「NURO(ニューロ) 光」*1。このサービスはどのように生まれてきたのでしょうか。NURO事業の中心であるソニーネットワークコミュニケーションズ(以下、SNC)取締役 執行役員EVPの会田容弘氏(以下、会田氏)より、サービスの企画から公開までの話を伺いました、SNCには、斬新なアイディアが生まれやすい土壌が自然醸造されていること、さらにそれを形にできる環境や、挑戦をいとわない多様な人材が豊富にいるということが明らかになってきました。

「よくやりましたね」

2013年4月15日、光回線サービス「NURO 光」が登場して間もなく、会田氏は競合他社の関係者からそう呟かれました。事実、下り最大2Gbpsという高速の光回線サービスは世の中に十分なインパクト生み出せた。そして「NURO 光」は登場から4年近くが経過する現在でも、いまだ国内きっての「最も早い」光回線サービスの名をほしいままにしている。それはなぜなのか。「NURO 光」が生まれてきた背景を紐解いていくと、ソニーグループだからこそ実現できた部分が大きいことがわかります。

NURO(ニューロ) 光とは
NURO

ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する下り最大2Gbpsの光回線サービス。回線速度もさることながら、高速無線LAN、セキュリティサービス込みで月額基本使用料4,743円(税抜)と価格を抑えた料金設定も好評。(2015年より「GPON」の次世代規格である「XG-PON(10Gigabit Capable Passive Optical Network)」を採用し、下り最大速度概ね10Gbpsのサービスを提供)。
<NURO公式サイト>
https://www.nuro.jp/

「RBB TODAYブロードバンドアワード2016」キャリア部門(関東エリア)および無線LANルータ満足度(レンタル利用の部)で最優秀を獲得

RBB TODAYブロードバンドアワード2016 最優秀賞

※2017年1月13日現在での情報となります

きっかけは「もっと速い回線サービスを」という声
お客様のニーズに真摯に向き合ったのが、サービス企画のきっかけに

2001年にソニーからSNCへ入社し、ISP(インターネットサービスプロバイダー)事業に携わった会田氏は、お客様から届く声の大半が回線速度の改善を求めているものだと気づきます。ダイヤルアップからADSLへ、さらには光回線へと技術革新が進み、回線速度が改善されながらも、絶えず “もっと速く”という要望が届く。現場でこういった声を耳にするたびに「お客様が通信サービスに求めているのは、より速い回線速度。より速く、より安いサービスへの渇望は、いつでも尽きることがない。」という思いが強くなっていったそうです。

「だったら世界最速のサービスを創ろう。お客様の真のニーズに応え今までにないサービスを生み出すことこそソニーのDNAだ」。そう考えた会田氏は、現在同社のネットワーク基盤事業部門 兼 モバイル事業部門 部門長を務める渡辺潤氏と共同で構想を練り始めました。そしてGPON*2という転送規格を採用すれば、下り最大で2Gbpsの回線サービスを提供できるという企画に辿りつく。「これでお客様のニーズに応えられる」と手応えを感じた会田氏らは、ISPでありながらキャリアレイヤのビジネスも手掛けることを決断しました。「向き合うべきは、お客様の声。その要望に応えるために最善な策なら、挑戦に値する。」

構想を進め、NURO網を構築する為に、通信設備メーカーからの協力を仰ぎますが、「日本では光回線サービスはすでに十分普及しており、ユーザーは2Gbpsを必要としていない」「今まで国内でGPONの成功例がない」と否定的な感触でした。その点について会田氏は「とにかく熱意を持って何度も根気強く説得を続けました。ソニーというブランドも借り、グループで総力を挙げ成功させると伝え、最終的にやっと協力していただきました」と当時を振り返ります。最終的には通信設備メーカーのエンジニアにも「世界最速の光回線の実現」というゴールを共有頂き、機器開発に真剣に取り組んでいただけました。

最初2人で始めた構想でしたが、その後の人材集めも課題でした。

具体的な説明はなし。口説き文句は「とにかく通信で凄いことをやる」
この言葉で集った各ジャンルのエキスパート達

NURO事業を手がけるにあたっては、初めて挑戦するキャリアレイヤの領域なので社内には全く経験者がおらず、当該領域のスペシャリストは外部から招聘しなくてはなりません。しかしながら外部から人を集めるにせよ、具体的な構想の内容を話す訳にも行きません。

「詳しい内容は言えないけれど、とにかく通信ですごいことをやる」と。何をやるのか良く判らないままに集まって来てくれたのが今の仲間達です。その後、SNC社内からも新規事業への挑戦者を募り、プロジェクトが少しずつ歩み始めました。

立ち話の「それ、いいね」というアイディアもプロジェクトに結びつく
“良いサービスはやってみよう!”と言う社内風土

サービスが世の中に公開された日、会田氏の胸には関係者への感謝の思いがこみ上げてきたそうです。

「構想が具体化するにつれ、社内では将来的に発生しうる既存ビジネスへのリスク影響に関し慎重な意見も出ました。喧々諤々の議論の末、最終的には当時のトップマネジメントが『課題もあるかもしれないが、良いサービスなんだからやってみよう』と言ってくれました。数々の新しい製品や事業を次々と生み出して来たソニーグループのDNAを改めて感じた瞬間でした。

「ローンチから数カ月後に、初めて作ったTVCFも話題をよびました」
デビルマンをモチーフにした『NURO DEVILMAN』のCMです。
今までにないサービスである「NURO 光」に共感頂いたクリエイター達が、斬新な視聴エフェクトを駆使し“今までにない世界観”で「NURO光」を表現してくれたのです。正直、かなり尖った表現のTVCFだったので、オンエア後には色んな方々から「あの内容で良く社内承認が下りたね!」と驚かれました。一方、非常に感性鋭いクリエイター達を、ここまで本気にさせたのも「NURO光」の力だと感じた瞬間でした。

これからの時代は “どうやって新しいビジネスを創るか”
経験不足や失敗を恐れずに、新鮮な気持ちで感性を活かしてほしい

同社が未来を託したいと考えるのは、どういった人材なのか。その人物像として会田氏は3つのポイントを挙げます。
まず第一にお客様視点を持っているということ。世の中にない新しいサービスを提供することだけがソニーグループのDNAと誤解されがちですが唯我独尊ではダメ。最終的にはお客様に驚きと感動を与えたいという純粋な想い。お客様の声に真摯に向き合える真摯さを持てるかが重要です。

第二に、絶えず新しいイノベーションを生むという熱量の有る方。インターネットやクラウドの進化に依って、一昔に比べれば新しいビジネスをスタートさせる為のハードルはずいぶん低くなった様に感じます。事実アメリカでは、若い経営者を中心に、既存事業の概念を覆す様な新しい顧客価値を生む新種のサービスがどんどん生まれている。
現在の事業形態が10年後にそのまま安泰である保証はどこにもありません。だからこそ与えられた仕事を良しとするだけで無く、その先に新しいイノベーションを起こしてやろうという思いの有る方が必要です。

最後に、苦労を厭わず挑戦する気概を持つ方を挙げたいと思います。
「若いうちは失敗を恐れずにどんどん挑戦してほしい。挑戦すれば、挑戦しない者には判らない苦労が有るが、その分挑戦した事のある人間にしか分からない成長や達成感が有る。これから入社される方はネットが当たり前の世代。新鮮な気持ちで、若い感性を活かし積極的に事業に携わってほしいですね」

お客様の声に真摯に向き合うこと。イノベーションへの熱量、そして挑戦を恐れないこと。
「NURO 光」を生み出した軌跡こそ、同社に求められる人物像の最大のヒントを指し示していると言えるのかもしれません。

ソニーネットワークコミュニケーションズ
株式会社 取締役 執行役員EVP
 AITA YOSHIHIRO会田 容弘
1984年ソニーに入社。放送用、業務用の撮影における記録用のカセット式VTRで主流を占める"ベータカム"の販売に従事する。以降、セールス&マーケティング畑を歩み、2001年にソニーネットワークコミュニケーションズに入社。ISP事業、モバイル事業などを担当する。2007年同社の取締役執行役員、2008年から現職。
*1NURO(ニューロ) 光
ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する下り最大2Gbpsの光回線サービス。回線速度もさることながら、高速無線LAN、セキュリティサービス込みで月額基本使用料4,743円(税抜)と価格を抑えた料金設定も好評。(2015年より「GPON」の次世代規格である「XG-PON(10Gigabit Capable Passive Optical Network)」を採用し、下り最大速度概ね10Gbpsのサービスを提供)。
<NURO公式サイト>
https://www.nuro.jp/
「RBB TODAYブロードバンドアワード2016」キャリア部門(関東エリア)および無線LANルータ満足度(レンタル利用の部)で最優秀を獲得
*2GE-PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)とGPON(Gigabit Passive Optical Network)
いずれも光ファイバー通信における伝送規格。現在、多くのキャリアがGE-PONを採用しているのに対して、「NURO 光」で国内では他社に先んじてGPONを採用した形となる。

・いずれも2017年1月13日現在での情報となります。